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インド Archive

「旅カフェ×旅音」 京都でスライドショー 28日(土)

  • 2010-08-24 (火)

イベント情報の詳細を追記しました。(2010.8.24)
初の関西でのイベントとなる京都でのスライドショーが決定しました。
会場は京都宇多野ユースホステルの中庭。(雨天時はロビー)
世界約90カ国、4000カ所のユースホステルが加盟している国際ユースホステル連盟より、
「もっとも居心地のよいユースホステル2009」に選ばれたという折り紙付きの宿!
開催は28日の土曜日です。

ふかふかの芝生に腰掛け、夜の帳が下りて辺り一面天然の暗幕に包まれたら、
インド各地の魅力的な人や風景が暗がりに浮かび上がる……。
そんな妄想が尽きない、素晴らしいロケーションの庭を使って開催するスライドショー、
きっとステキなひとときになるのでは、と自分自身が楽しみで仕方ない。
インドに行ったことのある方にもない方にも、ぜひ足を運んでいただきたい。

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誕生の記念樹

  • 2010-08-09 (月)

少し前のこと、家にいるときにポストを開ける音がした。
え? 誰が勝手に開けてるの?

しばし室内で待機して、落ち着いた頃を見計らってなんだろうとポストをチェックしにいくと、
差出口からは入らなかったであろう牛乳パックが。
はて、これは?

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イベントレポート 旅人の夜「旅するインド、味わうインド」

  • 2010-07-26 (月)


画像提供:道と旅人

『インドホリック』発売記念のイベント、旅人の夜が無事終了。
当日はたくさんの人にお越しいただきました。
どうもありがとうございました!

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『インドホリック』レビュー、展示の様子

  • 2010-07-20 (火)

『インドホリック』のレビューが、Rooftopの最新号に掲載中。
さっそく読んでみると、こちらの意図することをバッチリ汲み取りつつ、
「この本、気になる!」という衝動を起こしてくれる、とても素晴らしい内容だった。
伝えたいことが伝わったのをうれしく思うと同時に、
レビュアーのあたたかいコメントに思わずじんときた。

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『インドホリック』ついに発売!

  • 2010-07-17 (土)

旅音の新刊『インドホリック』が発売となりました。
アマゾンでは初日から売り切れという好調な滑り出し。(楽天ブックスで購入可!)
また、ご購入いただいた方からメールやtwitterでの報告が相次いで届き、うれしい限りです。

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『インドホリック』出版記念写真展 at H & P

  • 2010-07-04 (日)

『インドホリック』の出版を記念して、鎌倉で写真展をします。
場所は旅音のなじみのお店、H & P。
今までの写真展とは180度違う雰囲気となること間違いなしです。

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旅人の夜 第13夜「旅するインド、味わうインド」

  • 2010-07-02 (金)

『インドホリック』の出版を記念して、イベントです。
『中南米スイッチ』に続き、今回も阿佐ヶ谷ロフトAの旅人の夜に出演。
カレー伝道師こと、渡辺玲さんプロデュースのスペシャルドリンク&フードも登場!!

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アナン邸で楽しむインド音楽

  • 2010-05-16 (日)

21日(金)に極楽寺のアナン邸でインド音楽のイベント開催が決定。
急な告知ではあるけれど、すごく素敵な場所で最高の演奏が楽しめること間違いなしなので、
ぜひご来場を!

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インドの壁紙

  • 2010-05-07 (金)

Wallpaperの更新です。

ようやく登場のインドの写真は、厳選して3枚を。
どれも現在制作中の新刊には掲載のない写真なので、ぜひご覧ください。

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旅音×インド はじまる

  • 2009-11-06 (金)

ついに、旅音の写真展「INDIA IS GREAT」とお土産市「SOUVENIR FROM INDIA」が始まった。
写真展会場となるLAMA coffeeには、友人のやっているフラワーショップStylish Floraから花束が届いて、相変わらずのステキなアレンジに感動。
初日からいろいろとうれしいことがたくさんで、幸先のよいスタートが切れたことにホッと一安心。

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オープニングパーティーのお知らせ

  • 2009-10-31 (土)

今日は茅ヶ崎での写真展とお土産市のオープニングパーティーでやる予定の、スライドショーの予行演習。
最初は上手く映らなくて心配したが、無事に映すことも出来て当日を待つばかり。
どんなパーティになるのかな。

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旅とiPod(iPhone 3GSも)その2

  • 2009-09-10 (木)

新型のiPod touchとnanoが発表された。
噂されていたGPSとカメラは搭載されなかったものの、大幅なプライスダウン、高速化、マイク付き、Bluetooth内蔵など、さらに魅力が増したモノになった。

iPod touch、実はインドの旅でも大活躍だった。
ロンプラがとても役だったと書いたが、次に役だったのはiPod touchかもしれない。

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チベット人らしくあるために

インドには、たくさんのチベット文化圏の地域がある。
シッキム、ラダック、スピティ……。どの地域に行っても、顔立ちが似ているからというだけではない居心地のよさがあり、なかなか離れがたかった。

ところで、ラダックのことを説明する際によく使われる「チベットよりチベットらしい地域」という一文。
大いに期待が膨らむとともに、ちょっぴり複雑な気分にもなった。
ラダックの説明をしているはずなのに、チベットの現状を如実に物語っているようで。

旅のあいだに見聞きしただけでも、チベット人らしさを次々と奪う出来事が横行しているそうで、そんな彼らの境遇を思うと心の奥がしくしく痛んだ。

帰国して早々に購入したこのDVDを見たら、その痛みはさらに増した。
まだ小学生かそこらの子供が、チベット人らしさを守っていくために親元を離れ、ヒマラヤの険しい山を小さな足で必死に歩き、何日もかけてインドにたどり着くまでの話。

でも、そこには小さな希望の集合体も見えた気がした。

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ロンリープラネット

  • 2009-09-04 (金)

インドの旅で最も役立ったもの。それは、ロンリープラネット(以降 ロンプラ)。
今までガイドブックと言えば、何も考えずに地球の歩き方(以降 歩き方)を持っていっていた。
ロンプラって英語だし、分厚くて重くて値段も高いし、ということで候補にはならなかった。
2003年から日本語版が復活したが、発売されている地域は限られていたので、これまでお世話になることがなかった、というのも理由のひとつ。

ところがインドは日本語版があり、歩き方には載っていない行きたいと思っていたエリアも出ていたため、今回はロンプラを旅のお供にした。

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Hello to the Queen!

甘いものは別腹、が通用しなかったインドでの道中。
1回に出てくる食事はボリュームたっぷりで、すべてを平らげると胃袋に余裕が残るなんてことはまずなかった。
せっかくだからデザートだっていろいろ試したいのに、と思いながら、注文することのないまま会計をお願いする日々が続いた。

しかし旅も終盤に差し掛かった頃、これではいけないと一念発起した。
きっかけは、ラダック地方にあるヌブラ谷1泊2日ツアーにいっしょに出かけたブラジル人トニーの一言。
「Hello to the Queenってデザート、食べた? あれ、病みつきになるよね」

名前からはちっとも想像がつかないデザートの、正体はいかに。

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最後のインドは、めまぐるしく

インドの旅が終わった。

最後に過ごしたのは、雨季に入り日本の夏のような蒸し暑さが続くデリー。
この旅で3度訪れた街の風景は、最初に来たときとなんら変わっていないけれど、肌で感じる印象はこんなにも違うものか。

冬の寒さが残る日本からやってきたばかりの3月は、日中カラッと暑くても夜には風が冷たくて長袖が重宝した。インド北部へ行くための通過点として立ち寄った6月は暑季まっさかり。気温は40度を越し、昼間はちょっと外を歩くだけで頭がくらくらするほどだった。
そして、7月。前回より暑さは和らいだものの湿気が多く、太陽が顔を覗かせると黙っていても額にはじんわり汗がにじむ。かと思えば、急に雲行きが怪しくなってドカッと雨が降り、道路はすっかり水浸し、雨宿りで足止めを食らうなんてことも。

でも、暑さや雨にめげてはいられない。
残された時間はあとわずか。デリーに来たらあれもしたいこれもやりたいというのが目白押しで、1日の予定を立てるのにも片手にロンリープラネット、机いっぱいに地図を広げ、眉間にしわを寄せてどうしたら効率よく回れるかを唸りながら決めるのが、毎朝の日課になっていた。

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印パ国境における、熱すぎる闘い

久々に標高の低い地域に戻ってみると、季節はすっかり雨季。
高地の乾いた空気にさらされっぱなしだった肌がしっとりしてきたのはうれしいけれど、雨降りの街を歩くのはいささか大変だ。だってそれなりの雨対策が必要になるし、水はけの悪い道路ではすぐ冠水して歩くのも困難だから。

雨に難儀するのは、現地の人も同じ。
その証拠にほら、ターバンにシャワーキャップ姿でバイクに乗っているではないか。
ぐるぐると布を巻いてあるから、一度雨に濡れたら乾くのに時間がかかってしまうのだろう。シャワーキャップ以外にもビニール袋を上からかぶって対処している人も多い。


ここアムリッツァルは、シク教徒にとっての聖地。
インド人といったらターバン、というイメージは、髪を切らず髭を伸ばしてターバンの中に収めるというこのシク教徒男性の出で立ちからきている。

ところで、シク教とはいったいどんな宗教なのか。

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石と木の不思議村に迷い込む

  • 2009-08-05 (水)

これはまた、不思議な形だ。

石と木を組み合わせた頭でっかちで背高のっぽの寺院が、小さな村を見下ろすようにして建っている。
高いのは城塞としての役割も果たしていたためというからなるほど納得がいくが、空に向かってだんだん細く軽くならずにどっしりとした存在感を放っているのは、さすがに変わっている。
しかもインドではあまり見かけない、木をふんだんに使用して石葺きの屋根を持った建築というのも、なかなか異質で面白い。

そんな寺院を一目見たくてキノウルという地域にやってきたのに、思わぬ収穫に顔がほころぶ。
このあたりの村々には、手のぬくもりと創意工夫が感じられる、抜群にかわいらしい家や小屋でいっぱいなんだから。

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荒涼な谷に寄り添うゴンパ二景

チベットよりもチベットらしいと言われるラダック地方。
住んでいる人の顔立ちも家のつくりも、絶景を背にゴンパ(僧院)が点在しているところも、インドのほかのエリアとはだいぶ趣が異なる。
チベット文化に触れたくて、美しい自然を求めて、シーズン中には大勢のツーリストが集まってくるのでとてもにぎやかだ。

それはつまり、どこへ行ってもツーリストの姿がついて回るということでもある。
勝手な願いとは重々わかっているつもりだけれど、せっかくこんなに遠くまで来たんだもの、いつもと変わらない日常らしさも少しでいいから見てみたい。

そんな気持ちを持ってやってきたのは、隣の州ヒマーチャル・プラデーシュにあるスピティと呼ばれる荒涼とした谷間の地域。
もこもこと隆起してできたような岩山の連続に、ふもとに流れる広大な川。こんなにスケールの大きな風景の中に存在する村では、どんな日々が繰り返されているのだろう。

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温泉に浸かる、ゾーブで転がる

レーへ行くための通過点として滞在したマナリ。
このときはジープの申し込みをしたらすぐ出発というタッチ&ゴーな状態だったので、見どころらしきところへは行けずじまいだった。
しかしこの街にはツーリストなら目をキラキラさせてしまうような魅惑的な楽しみがごろごろ転がっている。
温泉にさまざまな野外アクティビティに、かわいい洋服屋巡りにおいしいコーヒーやデザートでひと息つくことだって。ふたたび戻ってきた今、それを楽しまずして去るなんてもったいない。

前回宿を取ったのは夏休み中のインド人避暑客でごった返すいわゆるマナリの中心地で、建物が密集し、夕方ともなると初詣かバーゲンかという大にぎわいの様相を呈していた。
それも悪くはなかったのだけれど、もう少しのんびり骨休めできるほうが性に合っているということで今度は4km離れた温泉のある村、ヴァシシュトへ行ってみることに。

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天上の青い湖と、あたたかいもてなし

レーでの日課は、街のいろいろなところにある旅行代理店の前に出された掲示板のチェック。
今日こそは条件ぴったりのものが見つかりますようにとの願いを込めて、1件1件見て歩く。

インド広しと言えども、ラダックほど絶景の宝庫なところはない。
望めば6000m級の雪山へのトレッキングや、富士山よりさらに高いところにある湖へのジープツアー、険しい渓谷を通ってラダックの魅力ある村々を訪れて、さまざまな美しい風景に出会うことができる。
ただし、それなりに費用がかかるのもまた事実。
そこで少しでも安く抑えようと、掲示板に募集の告知を出して仲間を探すのである。
お財布事情と体力と、掲示板に張り出されたプランを見てどこに行こうかなと考える時間は、大いに迷うけれどとても楽しい作業のひとつだ。

さて、今回探すのは世界一標高の高い車道を通って温泉やゴンパや素朴な村々を訪れるというヌブラ谷1泊2日ツアーと、映画『落下の王国』にも登場した標高約4200mに位置する真っ青な色が印象的なパンゴン湖への日帰りツアー。

結果、どちらのツアーも満足のいく内容だったのだが、今回は当初の予定を変更して出かけたパンゴン湖プチトリップについての話を。

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仮面祭は、押すな押すなの大盛況

高山病への恐怖は、アンデス山脈の走る南米を旅していたときにはいつも感じていたことだった。
だから急に高度を上げるような長時間移動は避けるようにしていて、そのおかげか一度も高山病に苦しむことはなかった。

そして今回の22時間連続移動でのレー行き。
当初は高山病にかからないようにするため、徐々に高度を上げて体を慣らすルートを考えていた。
しかし予定を変更して一気にやってきたのには理由がある。
シッキム州にいたときに訪れたとあるゴンパで偶然目にした仮面舞踊、チャム。そのときはたまたま立ち寄っただけで、ちらっと見たに過ぎなかったが、仮面のユニークさと優雅な舞が頭に焼きついて離れず、いつかちゃんと見られたら、と思っていた。

チベット文化圏の祭でたびたび登場するというチャムがレー郊外のヘミス・ゴンパで開催されるツェチュ祭で見られるという情報をネットで見つけたときには、祭の日時が迫すぐそこに迫っていた。
ゆっくり体を慣らしていたら間に合わない、ルートを変更して一気にレーへ行ってしまおう。

このせいで高山病になったのだが、肝心の祭に間に合ったのだからめでたしめでたし、かな。

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雪山越えて、チベットを感じる日々

避暑客で溢れるマナリだが、真夜中2時だとさすがに人の気配はほとんどない。
これから約500km、ひたすら山道を走っての移動だから、このぐらいに出発しないととんでもない時間に到着することになってしまう。
車内で休もうにも、道はがたがた、カーブの度に遠心力にもてあそばれるから一向に眠れやしない。

仕方なく起きていると、窓の外には雪の回廊とごつごつした岩山。
これまでとはまったく違う風景に、今度は興奮して眠気が吹っ飛んでしまった。

絶景の連続に悪路だってなんのそのと思っていたが、体は急な変化に耐えられなかったようで、だんだん息苦しくなってきた。
深呼吸しても直らず、ついには軽い頭痛まで感じるように。まずい、高山病だ。
このルートでもっとも標高の高い5360mのタングラング峠あたりに差し掛かったときには、ずきんずきんと激しく痛み出し、ただ座っているのが精一杯だった。

頭痛に耐えること数時間、そしてマナリを出発してから22時間後の深夜0時。
ようやくチベット文化色の濃いラダック地方の中心地、レーに到着した。
よろよろと車を降りて、車の屋根にくくりつけていたバックパックを受け取ろうと天を仰いだら、天の川まではっきり見える極上の星空が広がっていた。

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巨匠の建築がインドで花開く

  • 2009-07-13 (月)

曜日の壁に阻まれた。いや、曜日に注意し忘れたのがいけなかった。
チャンディーガルに到着したのが金曜の正午過ぎ。そこから宿を探して、チェックインして、インフォメーションで情報収集をして、なんてやっていたら時計はすでに14時を回っている。
まずい、あと3時間しかないのに3棟も見ることができるだろうか。

ル・コルビュジエの作品群が一堂に揃ったセクター1は、キャピタル・コンプレックスと呼ばれる政府機関が集う場所のため許可証を発行してもらわないことには中に入ることはおろか、近づいて見ることすらできない。
しかも土日は休みだから本日中に見終えなければ、月曜まで待たなければいけない。

とにもかくにも、まずは許可証の手続きだ。

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廃材が宝に変わるとき

ル・コルビュジエのつくった街は、必須。

今回のインド行きを決めたとき、真っ先に目的地として思い浮かんだのが彼のプランに基づいて設計されたチャンディーガルだった。
3月に訪れたアーメダバードにも彼の手がけた建物はいくつかあったが、今度は街全体をデザインしているのだ。モダンな建築物を世界中に残してきた建築界の巨匠が、混沌としたインドでどんなプランを展開していったのか。これはブラジルの首都ブラジリアでオスカー・ニーマイヤーの作品群を追いかけたときのような興奮が、ふたたび味わえるかもしれない。

と、コルビュジエ巡りのことを綴る前に、チャンディーガルに新都を築いたことがきっかけで生まれた名所について触れておこう。
インド人には、むしろこちらのほうが有名かもしれない。というのも、今日ではタージ・マハルに次いで多くの観光客が押し寄せる人気スポットとなっているほどだ。
その正体は、一風変わった成り立ちを持つ公園、ロック・ガーデン。
しかもここの目玉といったら壊れた便座や食器でできた人形たちで、その数なんと数万体にも及ぶらしい。

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ヨガの本場で廃墟をさすらう

暑すぎるヴァラナシから、アーグラ、デリーと逃げるように急ぎ足で移動して辿り着いたのはヨガの本場、リシケシュ。
ヒマラヤ山中にあるから少しは涼しいのかと思いきや、こちらも昼間はなかなかの暑さ。
それでも周囲を山に囲まれているためか朝晩には過ごしやすいと感じられるまでになったから、だいぶ気分も楽になってきた。

ヨガのクラスに参加したくてやってきたのだけれど、もうひとつ、気になる場所があった。
かつてビートルズが滞在していたというアシュラム、それをぜひ一目見たくて。

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朝の静けさをまとった美しい墓

夜明けのタージ・マハルはセクシーだ。

薄曇りの天気がオーガンジーのショールのようにタージ・マハルを包み、周囲よりもひときわ白い大理石の肌を惜しげもなくさらして気高く建つその姿には、何とも言えない色気を感じる。
池に映ったはかなげな様子もまた素晴らしい。
大挙して押しかける観光客がいなくて、静かに、好きなように見られるというのも極めて贅沢だ。

早朝からうっとりいい気分で過ごしたら、もう思い残すことはない。
昨日着いたばかりでなんだかせわしないけれど、次の街へ出発しよう。

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ガンジス川で何思う

階段を少し上っただけで息が切れる。
だが、ここは高地ではない。
最高気温45度、ガンジス川を有するヒンズー教最大の聖地ヴァラナシ。
酷暑季真っ只中のヴァラナシの暑さは、想像以上にとんでもないものだった。

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仏の心に近づく極上の休息場所

山あいの涼しい気候に喜んでいた体が、一気に悲鳴を上げる。
久々の、いや、むしろさらに激しさを増した暑さに、頭はくらくら、汗はだらだら、のどはからから。

これだけ暑いと何をするにも億劫なのに、そんな気持ちを察してそっとしておいてくれるインド人は、ここにはいない。
午後1時のガヤ駅前。
「どこ行くの?」「ブッダガヤー行くの?」「さあ、乗って」「ヘイ、ジャパニ」
オートリキシャーの売り込み文句の洪水に、もう叫び出したい。

頼むから、ほっといて!

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日本の味に誘われて

食は、最大の楽しみにして、最高の元気の源。

ダージリンやシッキム州では、住人の多くがこれまでのインドとはがらっと変わってネパールやチベット系が多くなり、ぐっと親しみやすくなった。
それは顔立ちのみならず、街の食堂で供される食事もまた然り。
スパイスたっぷりの料理から解放され、胃袋が喜ぶのを感じられるような、ほっとする味のものが増えた。
日本食に通じる料理も多く、目の前に出されたほかほかの湯気を立てた一品を前ににんまりする日々が続いた。

それだけ食事情には満足していたはずなのに、旅の途中で出会った情報を目にして思わず鼻息を荒くしてしまった。
これは食べたい、絶対に見つけなきゃ。
インドで納豆が売られているなんて知ってしまった以上、寄り道だっていとわない。

どんなにおいしくてもやっぱり日本の味にはかなわない、という証拠?

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ひと休みの村での副産物

山の中にあるシッキム州。
観光ポイントの多くは山の峰にあり、移動するときはいったん谷へ下り、今度は上って次の峰、さらにその先の峰を目指して、という具合にアップダウンの激しい移動が続く。
カーブが多くて道路はがたがただから、車に乗っているだけでも体勢をキープしなければいけないから大変。
ただ、車窓は絶景の連続だ。
これでゆったり景色を楽しめれば最高だけど、窮屈な定員オーバーのジープではそれもなかなか難しい。

一気に駆け抜ける理由もないのだから小さな村でゆっくり景色に浸るのもいいだろうと、やってきたのがラヴァングラ。

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インド最高峰を追いかけて

ダージリンは紅茶とトイトレイン以外に、ヒマラヤの山々を眺めるのにもってこいの街である。
インド最高峰にして世界第3位の高さを誇るカンチェンジュンガをはじめ、大小さまざまの雪山が、周囲に広がる豊かな緑の向こうに見える贅沢なシチュエーションは、想像しただけで気分が盛り上がる。

しかし、それは雨の少ない、空気の澄んだ時期の話。
これだけ降ったり止んだりを繰り返す雨季到来間近の5月には、山が見えること自体珍しいのだそう。
それでももしかしたらの期待を胸に早朝4時、ジープに乗り込む。
向かうは10km程離れたところにある、ヒマラヤから昇る朝日を見られる大人気スポット、タイガーヒル。

観光シーズンならではのジープ渋滞やタイヤ交換のハプニングのせいで、到着したのはすっかり明るくなってからだったけれど、確かに雲間からカンチェンジュンガと周りに並ぶ山々が堂々とした姿を披露してくれた。


圧倒的な存在感に感嘆のため息を漏らすが、一瞬でいいから雲がどこかにいってくれないかしらという都合のよい望みまでは叶わず、全貌を見るには至らなかった。

時期的に難しいのは承知の上だが、どうにかしてもっとちゃんと見たい、と思うのもまた事実。
だったら行くしかないだろう、カンチェンジュンガを拝むのには絶好の街、お隣シッキム州にあるペリンへ。

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紅茶・機関車・ダージリン

たまには、いつもの甘いチャイではなく、すっきりしたストレートティーを飲みたい。
たまには、移動のためというより、ただ車窓を楽しむためだけに列車に乗りたい。

ふたつのわがままをいっぺんに叶えてくれる避暑地ダージリンは、ただいま夏休みで遊びに来ているインド人ツーリストで大にぎわい。
紅茶屋もトイトレイン乗車の起点となる駅もたくさんの人でごった返し、広場へ向かう道なんて休日の竹下通りのようなありさまだ。

もちろん紅茶とトイトレイン、この二大名物を楽しみにやってきた。
けれど、これまでのインドとは環境ががらりと変わったことが新鮮で、しとしと降るにわか雨もなんのその、迷路のように張り巡らされた小道をあてもなくぶらつくだけで「あぁ今日もいい1日だったなあ」と思える充実した時を過ごす。

まさかこのあとサイクロンの被害で足止めを食うことになるとは思ってもみなかったので、これならしばらくここでゆっくりするのも悪くない、なんてのんきに考えていたダージリン滞在前半の出来事。

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強烈に漂う、生きるにおい

(今回のエントリーから、通常通りに戻ります)

あれ? ここは本当にあのカルカッタ?

道に落ちているゴミの量はインド一、往来する人や車の数も尋常ではなく、怒鳴り声とクラクションで四六時中騒々しい通りを歩けば、待ってましたとばかりに群がってくるしつこい客引きや物乞いたち。

かつてカルカッタと呼ばれていたコルカタにまつわる話にはろくなものがなく、ここを通過しておけばインドのどこへ行っても大丈夫、と言われるほどに強烈なイメージを抱かせるこの街は、連日40度近い暑さが続いていると天気予報が伝えていた。
これは相当気を引き締めていかないと、と意気込んで降り立ってみたら、おや、暑くもなければ人もさほど多くはない。
肩すかしを食った気分だけど、正直なところ、内心ホッとした。

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サイクロン情報 from ダージリン 続報

本日のダージリン、晴れときどき雨、ところにより停電。
朝から人々が流れ落ちてきた土砂の片付けに追われている。

停電は昨夜には一旦復旧したものの、今朝からまた停電に見舞われている。
道路の状況も少しはよくなってきているようだが、まだ通常通りとはいかないようなので、本日もダージリンに滞在して状況が改善するのを待ってみることに。
この3日間がどんな様子だったかを、簡単にレポート。

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サイクロン情報 from ダージリン

通常であればルートに沿ったブログ更新なのですが、今回は特別に「本日のインド」をレポート。

ただいまダージリンに滞在中で、トイトレインもおいしい紅茶も堪能したので、そろそろ移動しようかと思っていたところ、サイクロンAilaがインド東部を直撃。
昨日までの激しい雨により土砂崩れが発生し、閉鎖中の道路が多いため、落ち着くまでダージリンにとどまることにしました。
ダージリンのみならず、コルカタ(カルカッタ)やバングラデシュでも被害があった模様。

なお、昨日に引き続き停電も未だに復旧していない状況。
自家発電設備や電源バックアップシステムを備えていないところでは、今夜もロウソクの灯りで過ごすことになりそうです。

また、道路の状況もよくはなく、大きく迂回して通らなければいけないルート(ダージリン─シリグリ間が、通常2時間半のところ、迂回のため5時間かかる、など)も出てきているようです。

観光の目玉であるトイトレインの走行する線路は、ダージリンと1駅手前のグーム間を見ただけでも崩れてきた土砂に埋もれている箇所が多く、当面は走行ができないのでは、と思います。

とはいえ、こちらは多少の不便は感じるものの、営業中のインターネットカフェやレストランで楽しく過ごしています。

もしこれから西ベンガル州方面を訪れる予定の方は、最新のニュースをチェックすることをおすすめします。

ヤケド寸前の、熱い暑い寺詣で

マハーバリプラムは、海沿いにある小さな村。

ツーリストに必要な宿やレストラン、お土産屋などがこじんまりとまとまっていて、かつさまざまな名所へも徒歩圏内といううれしい立地のこの村の見どころは、石にまつわるものが多い。
急な斜面の上にある転がっていきそうでびくともしない丸っこい巨岩や、いきいきとした彫刻が見事なかつての寺院を訪ねる道中には、今日もカンカンカンと石を彫る職人ののみを振るう音があちこちから聞こえてくる。

そしてツーリング気分で遠出をすれば、550段の石段の上にあるヒンズー寺院に入ってお参りすることもできる。
しかし、その道のりはちょっとした修行のよう。
まあ単純に、訪れる時間帯がまずかった、という話なだけなのだけど。

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エコヴィレッジの黄金の瞑想室

世界最大のエコヴィレッジが、インドにあるらしい。

そんな話を耳にしたとき、カオスの見本とも言えるインドとエコという組み合わせがあまりにも意外で面白くて、いろいろと調べてみたらもっとそそられる一文を見つけた。

そこには金色に輝く巨大なゴルフボールみたいな形の瞑想用の建物があり、その中に世界最大の水晶が安置されている。

そんなに大きな水晶って、もしかして新しい宗教? いったいどんな集団が暮らしているの?
強烈な印象と勝手な想像が頭の中で増殖して気になってしまい、これは実際に行って見てこなければ気が済まないぞと思っていた場所、それがオーロヴィルだった。

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自転車に乗って、フレンチを食べに

これまで毎日のように通り過ぎてきたインドの雑然とした世界も刺激的で面白いけれど、ずっとそこに身を置いていると、ときには別の類の刺激も欲しくなるというのはわがままな話だろうか。

そのせいかフランス、という言葉がついただけで妙に反応してしまい、きっとステキなものが待っているに違いない、と期待感を募らせてしまう。
ポンディシェリーで過ごす日々は、脱スパイシーながら新たな感動をもたらしてくれるはず。
だって、ここではおいしいフレンチがお手頃価格で食べられるともっぱらの評判なのだから。

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いつも大当たり、とは限らない

カニャークマリから一気に北上してフランスの風情が漂うポンディシェリーへ、という行き方も考えたものの、この暑い時期にただひたすらバスに揺られるだけで1日が終わるなんて、苦行以外の何物でもない。
とくに急いでいるわけでもないんだし、だったら寄り道しながら目指そうか。

そこで、通り道にあるマドゥライとトリチーをさらっと散策。

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笑い声が響く、最南端の聖なる海

インドの最南端にようやく到達。
日本を出てから約2カ月、デリーからスタートしたインドの旅の、一応の折り返し地点となるここカニャークマリは、ベンガル湾とインド洋、アラビア海の3つの海がぶつかる場所で、聖地として知られている。
この海で沐浴し、朝日と夕日を拝もうとインド各地からこの最果ての地へやってくるというから、どんなに厳かな雰囲気に満ちたところかと思っていたら、海岸にはさまざまな露店とたくさんの人がひしめき合って縁日のようににぎわい、海のほうからはキャーキャーとひっきりなしに笑い声が聞こえる。
インドには数多くの聖地があって、実際そのいくつかを訪れたことはあるけれど、こんなに楽しげな沐浴シーンを目の当たりにしたのはさすがに初めてだ。

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歩く速度で水郷地帯を旅する

船をまるまる一艘借り切って、毛細血管のごとく複雑に張り巡らされた水路を縫うように進む、心地よい風に吹かれながらののんびりクルーズ1泊2日の旅。
言うまでもなく、アレッピーにやってきたのはこのためだ。

スパイスと野生動物の宝庫である涼しい気候のペリヤルから下ってきたせいか、その暑さが一層こたえる。
水の上を走るホテルとも言うべきハウスボートを早く押さえてゆっくり休みたいところだが、ここはひとつ慎重にならなければ。
なぜならこの優雅な体験はなかなかお値段も張るし、22時間をずっと同じボートの上で過ごすのだから、万が一選択を誤ればインドの思い出ワースト1にならないとも限らない。

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洗練されたステキなインドへ、ようこそ

ふたたびの海沿いらしいむしむしした暑さに、汗が止まらない。
無理もない。標高2000m級の高原から、たかだか10時間で一気に降りてきたのだから。

夜になっても生ぬるい風が吹くばかりで、ちっとも涼しくならないコチの街。
クーラーのがんがんに効いた部屋でごろごろしたいという気持ちもなくはないが、いちばん暑い時間帯でもほいほい出かけてしまうのは、どうやらコチの洗練された大人の魅力にとりつかれてしまったから。

直径300m以内にコンテンポラリー・アートのギャラリー兼カフェだの、かわいらしい内装も極上の紅茶も楽しめるカフェだの、心のツボを突きまくるショップと、クオリティの高い宿が多く集まるフォート・コーチン地区。
がらくた寸前の小物から、いったいどうやって店内に収めたのかを質問したくなるようなばかでかい家具や置物などを扱う、アンティークショップだらけのユダヤ人街。

このふたつの地区をぶらぶらするだけでたっぷり1日使ってもいいぐらいなのに、ほかにもユニークすぎる漁の様子も見られるし、ケララ州の伝統舞踊も観ておきたい。
あぁ、やりたいことが目白押しで困る。

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毛布で眠る南インド

インドの紅茶と言われて思いつくのは、ダージリンにアッサム、そしてニルギリ。
かわいらしい蒸気機関車、トイ・トレインでも有名なダージリンがインドの東北部にあるということは知っていたけれど、ほかのふたつはどこにあるのだろう。
きっと涼しい気候の場所に違いない、と思って調べてみたら、アッサムは同じ東北部なのに対してニルギリは南にあった。

あれ? 南インドってバナナとかヤシの木とか生えている、暑い地域じゃないの?

さらに調べていくとニルギリは標高が2300mほどの高原地帯で、避暑地としてインド人に人気のスポットで、さらにトイ・トレインのような登山列車も走っているというし、それが世界遺産に認定されているそうだし、これはなかなか面白そうなところだ。
ただいま酷暑季でツーリストが少ないこの時期にあって、ニルギリは観光シーズンにちょうど突入したところ。
もう、これは行くしかない!

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インドの「今」を通り抜ける

IT大国インドを象徴するような、近代的なオフィスでぱりっとしたワイシャツに身を包んだビジネスマンが携帯片手に仕事をする。
ブランドショップが建ち並ぶ通りを闊歩するのは、サリー姿ではなくスカートやジーンズをはいた女性たち。
ものすごいスピードで変化しつつあるインドの「今」をいちばんわかりやすく体感できる街、それがバンガロールに漠然と抱いていたイメージだった。
実際はどんなことになっているのか、見てみたい。

という興味も当然あるにはあるが、じつはバンガロールを訪れた最大の目的は駐在中の知人宅におじゃましてどんな暮らしをしているかを拝見しつつ、お宅の一室を借りてお世話になってしまおう、というものだった。

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奇岩に囲まれたほのぼの村でツーリング

まいった。
ほとんど眠れなかった。
しっかり眠れるようにと横になれる寝台シート付きの夜行バスを選んだのに、道が悪いのか運転が荒いのか、そろそろ意識が薄れてきたぞというときにガタンとジャンプ、の繰り返し。
あと30分でハンピに到着するというのに、これじゃボーッとして頭が働かないから午前中は仮眠でもしようかな……。

と思って窓に目をやると、いったいなんなんだ! この景色は。
不思議な形をした巨大な岩が、器用なバランスを保ったままの姿でそこらじゅうにごろごろ転がっている。
そんなシュールな風景を別段気に留める様子もなく、普通に通り過ぎていくオートリキシャーやバイクに乗った人たち。
すごい! を連発しながら目が冴えてきた頃ちょうど上り坂に差し掛かり、エンジンをうんうんうならせながらのろのろと進み、ようやく上りきったところから見えたのは、あの奇岩に囲まれた中に建物が密集しているこじんまりとした村の姿だった。

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念願のビーチライフを、ゴアで <後編>

家から海まで徒歩15分ほどのところに住んでいても、ひと夏のうち一度も水着に着替えることのない我々が、インドでは毎日足繁く海に通うというのも皮肉な話ではあるが、ついついビーチに長居してしまうにはそれなりの訳がある。

スパイスたっぷり、食べ応え満点のインド料理もいいけれど、たまにはパスタやピザや塩コショウで味付けしたステーキなんかも食べたくなる。
便利でなんでも揃って刺激に満ちた都会の魅力も捨てがたいけど、慢性的交通渋滞のために排気ガスでもうもうとした空気、むやみやたらとクラクションを鳴らすという騒音地獄からは、ちょっぴり距離を置きたいと思うこともある。

振り子が振りきれるように、まったくこれまでとは違う環境でひたすらのんびり過ごしたい! という欲望は、ゴアでのビーチライフを満喫することによって解消されるどころか、ますますほかのビーチはどうなんだろう、という興味へ変換されるハメになった。

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念願のビーチライフを、ゴアで <前編>

ヤシの木が茂るビーチで、目の前に広がる海で気が済むまで泳ぎ、疲れたらキンキンに冷えたビールでのどを潤しひと休み。
ディナーはシーフードで決まりだな。

明日の午後にはそんなビーチライフが待っているんだ、なんてことを夢想しながら超特急でゴアへ運んでくれる電車のチケットを予約しようとしたら、「もう空席はないよ」。
さっきまでの浮かれた気分が、波が引くようにサーッと消える。
ほかにもゴア行きの電車はいくつかあるが、まるまる12時間かかるし、出発や到着時刻があまりよろしくない。
それでも、心はすでにビーチ仕様。
とにかく早く行きたいから夕方遅くに着く電車に決めると、ふたたび心に喜びのさざ波が立ち始めた。

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大都会の両極端な姿を垣間見る

インド随一の大都市、ムンバイでは驚くほどあっという間に財布がすっからかんになっていく。
いちばんの痛手は宿泊費で、これまでの泊まってきたのと同レベルの宿に行こうものなら、金額は2倍以上に跳ね上がる。
懐事情を考えればとにかく早く立ち去ったほうがいいのだろうけど、なかなかそれが難しい。

なぜなら、ムンバイには都会ならではの心ときめく誘惑が待っているから。
フリーWi-Fi完備でネットし放題、オシャレなインド人が大勢やってくる雰囲気よし、味よし、サービスよしのバー&レストランに、本でもゆっくり読みながら長居したくなるカフェ、ステキなブティックやスーパーと、ツーリストがあったらいいなと思うものすべてが宿から徒歩圏内にあり、そのどれもがクオリティが高い。

しかしこの便利さだけがすべてではなく、もっと大きな意味を持つ理由がほかにちゃんとある。
それは、ムンバイでなければ見られない、インドの縮図ともいうべき場所へ足を運ぶことだった。

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岩の中の壮大なる世界へ

朝6時にアラームが鳴る。
カーテンを開けると外はまだ完全に夜が明けきってはいなくて、日中の暑さがリセットされた白い街並みになっている。
手早く身支度を整えてバスターミナルへ向かい、ローカルバスに乗り込む。
走り出したバスの窓から入る風は、まだまだ心地よい。
これがあと1~2時間もすると、涼しい風から温風に変わってしまうだろう。

2日に渡って世界遺産となっている遺跡を訪れることにしたのだが、とにかく今の時期の暑さは容赦がない。
早めに行動開始しないと、暑さに負けてギブアップしかねない。

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インドでワインに酔いしれる午後

駅に到着すると、ぶどうの絵が描かれた箱を何個も抱えた人があちこちにいる。
売り子だけではなく、お土産用に持ち帰る一般客らしき人もいるようだ。
外に出ても、ぶどう売りが街の至るところで商い中。。
やっぱりぶどうが有名なのだろうか、ここナーシクは。

ムンバイから電車で3時間強のこの街は12年に1度開かれる大規模なヒンズー教の祭典、クンブメーラの舞台として有名な聖地だが、次回は2019年の開催予定だし、巡礼のためにやってきたのでもない。
ではなぜか。
近年注目されつつあるインドワインの工場を見学して、その後のお楽しみ、テイスティングのために。

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民族と自然の宝庫、西の地方へ<後編>

いよいよカッチ地方の少数民族の村へ向かう。

前日、警察署で村を訪れるための許可証を無事に発行してもらえたので、その夜はブジの北約80kmに位置するビレンディアラという村に一泊することにした。
この辺りはバンニと呼ばれる地区で、パキスタンとの国境に近いため許可証なしでの訪問は許されておらず、途中には警察官が待機して見張りの目を光らせている。
とは言っても、ドライバーはすでに顔なじみのようで、二言三言何かを話してそのまま通過。
案外あっさりとした警備だった。

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民族と自然の宝庫、西の地方へ <前編>

もしかしたら、今回の旅でいちばん豪勢なことをやったのかもしれない。

アーメダバード発、広大な塩の大地が広がる小カッチ湿原経由、見事な手仕事の工芸品をつくり続けるカッチ地方の少数民族の村を回り、ふたたび戻ってくるというプランを実現するために、2日間車をチャーター。

これなら自分たちのペースで好きなように回れて効率的、かつ満足度も高いはず。
それに、ロンリープラネットにも地球の歩き方にも、小カッチ湿原へのアクセスだとか、カッチ地方の村々に関する詳細についてのグジャラート州西部の情報がほとんど掲載されていなくて、ネットで検索してもヒットする件数は少ない。
調べてもわからないときは直接詳しい人に聞け、の精神で、アーメダバードにある政府観光局で相談してみた。

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インドでコルビュジエを楽しむ

  • 2009-03-30 (月)

明け方の、まだ暗く人もまばらな路上で、さてどうしたものかと寝起きの頭で考える。
ゴールデンシティと呼ばれる砂漠の街ジャイサルメールから寝台バスに揺られてやってきたものの、いったい今どこにいるのか、まったく見当がつかない。
オートリキシャーをつかまえて、目星をつけた宿へ連れていってもらうことにしたが、寝静まった街を眺めているととくにこれといった特徴がないようにも思える。

今から約60年前、ル・コルビュジエはインドの、このアーメダバードに何を思って、いくつかの建造物を手がけたのだろう。

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ラクダに揺られてショートトリップ

「今日はいい日だ」。

雨がしとしと降る中、宿への道すがら先導してくれる少年が独り言のようにつぶやいた。
ツーリストである我々にとっては、荷物も服も濡れるからあまり歓迎したくない雨。
でも、周囲を砂地に囲まれた村で暮らす彼にとっては、暮らしに欠かせない水をもたらす大事な雨。

ジャイサルメール近郊の村、クーリーへはバスで約1時間半。
のんびりできるというガイドブックの一文に惹かれてやってきたこの村は、ヤギや牛やラクダとたわむれるにはもってこいののどかな場所だ。
そして、ラクダの背中に乗っかって砂漠へ出かけるキャメルサファリの拠点としてもよく知られている。

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青い街での、予想外の収穫

インド行きを決めてから、ぜひ訪れようと思っていた街がいくつかある。
そのうちのひとつが青い家々の連なりが印象的な街、ジョードプル。
映画『落下の王国』にも登場するその美しい街並みを、実際に見てみたいと思ったのだ。

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ツーリスト天国の聖地

アルコール禁止。肉食禁止。卵も食べてはいけないらしい。
ヒンズー教の聖地プシュカルは、これだけ聞くとどんなに厳格な街なのだろう、と思ってしまう。

が、メインストリートには外国人ツーリスト向けの洋服屋やレストランがびっしりと並び、チャイやフレッシュジュースをすすりながら楽しそうにおしゃべりに興じる外国人の姿を、あちこちで目にすることができる。
まるでこの一帯は、タイはバンコクのカオサンロードか、はたまたグアテマラのパナハッチェルか。
こと食にまつわる制約の多いこの街が、これほどツーリストに人気なのはどうしてなのだろう。

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小さな青い街の、本当の魅力

まず、ロンリープラネット(ガイドブック)をぱらぱらめくったときに見つけた、おとぎ話のような街、という響きにグッと来た。
いったいどんな街だろうとネットで調べてみたら、これから行く予定にしているジョードプルのような、青い外壁の家々が連なる美しい街だということがわかった。

日本を出るときにはノーチェックだったブーンディー。
まさか、住む人も街の雰囲気もこれほど素晴らしい街に、早くも出会えるだなんて。

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映画の舞台で、度肝を抜かれる

映画や本で見た絶景を追い求めて現地へ出かけ、自分の目で実際の姿を見ること。
旅に出てしみじみよかったなぁと感じるのは、こんなひとときだ。
ときには演出がよすぎて実物はいまいちだった、なんてこともあるけれど、ほとんどの場合はそのスケールに、美しさに度肝を抜かれ、
こんなに間近で見られる幸運に心から感謝したい気持ちでいっぱいになる。

ジャイプルの街に着いてから、行こうかどうか大いに悩んだ場所がある。
映画『落下の王国』の舞台にもなった幾何学的な石段が連続している、チャンド・バオリーと呼ばれる階段井戸。
ジャイプルから割と近いとは言え、チャンド・バオリーのあるアバネリの街までは約100km弱の距離。
バスで行ける場所でもないし、でもここまで来たんだからという気持ちもあるし、どうしたものかと迷いに迷って……。
結局行くことに。

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風と宇宙

首都の喧噪を離れ、辿り着いたのはデリーから南西に約260kmのところに位置するジャイプル。
ラジャスタン州の州都だけあって、この街もなかなかにぎやかだ。
しかし、大通りから1本裏手の通りにある宿に泊まっているせいか、割と静かでのんびり過ごすことができている。

さて、ジャイプルにやってきた目的はというと、街のシンボルでもある風の宮殿と宇宙を感じることのできる場所に訪れるためだ。

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初めてのインド、三度目のインド

インドへ到着。
ただいま、首都デリーでインド慣らしをしている。
かな子は初めての、そしてスミサトは三度目のインド。
Tabioto blogインド編、初回はそれぞれのインドへの印象を紹介。

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Lightroom2と、旅の持ち物

ただいま、旅の準備に追われている真っ最中。
あれを買わないと、これも必要だ、あの人には会っておきたいな、など、
用事は尽きることがない。
毎日バタバタしながら準備を進め、気がつけば出発まであと数日となった。

さて、今回も写真はたくさん撮りたいと思っているので、写真管理はしっかりしておきたい。
そう思っていたところ、アドビからAdobe Photoshop Lightroom 2を提供していただくことになった。

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新しいカメラ

今度の旅に持っていくカメラは何にしよう。

前回の旅で使ったリコーのGX8は、ここのところ不調が続いているのでちょっと心配。
ならば、コンテストで手に入れたオリンパスの一眼レフにするか?
でも、そうなると新たに広角のレンズも欲しくなるし、レンズを買えばそれだけ重くなるし、かさばるし。
気軽に撮れないというのも、少し気になるところだ。

ということは。
やっぱり、アレしかない!

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旅に出ます

ふたたび、旅に出ることにした。
次の目的地は、スミサトにとっては3度目の、かな子にとっては初めての、あの国。

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